母のおもかげの作品情報・感想・評価

母のおもかげ1959年製作の映画)

製作国:

上映時間:89分

4.1

『母のおもかげ』に投稿された感想・評価

清水宏の最終作。父の根上淳は水上バスの運転手。その父が後妻を迎える。優しくしてくれる淡島千景だが、どうも居心地が悪い。でも、みんなの幸せのためと、自分の居場所を得るためには妥協が必要だ。「おかあさん…

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昼寝
4.5

見ながらずっと泣いてた。常に画面が横に横に動き続ける、塀を抜けると海と子供たちが見えるファーストショットが美しい。「本当の」とか「新しいお母ちゃん」とか、強い言葉が不在を強調する。ミチオがコートに向…

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nofm
3.8

さすがの淡島千景…。
暴力シーン(凄まじい描写)で耳を塞ぐときの表情と佇まいの凄まじさ。

警官が家を訪ねてくるところで、妹が戸に隠れる動かし方もハッとさせられた。

印象的なところとしては根上淳と…

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4.4

いやはや素晴らしい。
叙情的で、感動。
決して映像が訴えるものが多いわけではないが、自然な感情の発露は確かなるエネルギーを持つ。

純粋無垢な小さな義妹の存在がコントラストになり、少年の葛藤と情動の…

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ステップファミリーの難しさを少年の視点から描く繊細な作品

やたらと横移動の多いシネスコ構図が印象的だが、生活感のある風景が広がっていることは印象的。小5の息子を持つ水上バス運転手の根上淳と、4,5…

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シネスコの画面を見事に生かした清水宏の横移動の撮影が画面の広がりを、そして室内の奥行きを強調するような固定撮影が画面の透明感というよりも寧ろ抜けの黒さを強調する。戦後の小津と同じように亡き母の存在を…

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ryo
-

泣哭。母の犠牲=家族主義、とても巧みとはいえないシネスコ(撮影は石田博)。にもかかわらず、である。こどもが弱音で発する作文のナレーションと総出した家族へのトラッキング・アップがこちらの胸を詰まらせ、…

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少年の作文が読まれる間、ほぼ無音、
凍りついた家族、そして母の家出、そしてラストの再会、
この流れ素晴らしい。人形の内職、悲劇の小道具への仕込みだった。
見事です。

淡島千景が出演しているということと鳥が重要なモチーフとなっているという意味で五所平之助の『黄色いからす』を思わせる。

右から左に執拗にカメラを移動させることで、逆から動くシーンの重要度が浮かび上が…

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母もの映画

やっぱ淡島千景めちゃ良いな
演技うま

もっとてやんでい、みたいな感じの(?)役のが好きだけど

泣かせるところで普通にウルウルしたけど
これは周りの大人の対応が悪いだろ、とはずっと思ってた

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