シェイクスピアのハムレットを現代のNYを舞台に、設定を大企業の後継者争いに置き換えた映画。
観る前からストーリーの大筋はわかっているので、これはどうアレンジしたのかを楽しむといいと思う。
ハムレットをイーサンホークが演じ、国王の後継者争いを大企業のトップ交代劇に置き換えたのがいい!
ほんと企業って(全部じゃないけど)小さな王国のようだと思うから。国王が変われば方針もスタッフも変わる。
同族企業なんかまさに国王一族の跡継ぎと同じ様な感じじゃないのか!?って思うから。
息子のハムレットが跡継ぎ問題と父の死亡の真相をつきとめる展開。そして、お約束の悲劇。
わかりきっているけど、面白い。シェイクスピア。
憎しみ・怒りのエネルギーを溜めて溜めてどかーーーーーーん!と爆発する感じ。
この映画ではその「どかーーん!」がちょっと弱かったような気もするんだけど楽しめました。
そして、イーサンホークが美しい。観始めたときは「あれ?ちょっとチャラすぎない?」と思ったが結局ガン見しちゃったわ。
あと、やはり気になるのが台詞回し。
現代に置き換えてるのに、「名言はそのままの形」でやりたかったんだろうか。
まあ元が戯曲なのでそれは仕方ないけどやっぱり、たまに言葉が浮いてる感はある。
ちょっとライトなシェイクスピア悲劇っていう印象でだったが楽しめた。