このレビューはネタバレを含みます
刺さらない「旗」
2009年8月3日 22時14分レビュー。
マルパソプロダクション、ドリームワークス製作、クリントイーストウッド監督。
アメリカ国旗をさす兵士達の写真。見たことあるなぁー程度知識。
その写真逸話を三つの時制を絡め描くイーストウッド監督「硫黄島」二部作品。
お気に入り俳優バリーペッパー、元ターミネーター2のロバートパトリックのチョイ出演に嬉々とした。
旗を支えた人の中に少数派インディアン種族の方がいらっしゃった事実。
硫黄島上陸シーンはさながら「プライベートライアン」大迫力再来。
以下不満、イーストウッドファンの方御免、残念無念。
なぜこの戦争の写真に写ったとされる「英雄」達の回想の響かなさだ!
バサバサ変わってわかりずらい。
湧き上がった冒頭の戦闘シーンの感情もこのバサバサカットで興ざめ。
一番描くべきインディアンの方も最後数カットまとめ。
「英雄」とされた旗を巡るドラマは、僕にはまるで刺さらない事がガックリ。
アメリカ側の「硫黄島」でだから何を訴えたかったのか?
ドリームワークスの戦闘シーンにドラマが安くなり下げた感あり。
本作をみてもアメリカ視点の「硫黄島」についてのドラマが足りないので飢餓的知的欲求に落ちいった。
もっと知りたいです。
本作に触発されたんでわなく、足りないから知りたいという気薄な印象だという事です。
ドキュメンタリー見てみよう。脚本も残念な出来です!