“本当の戦いを体験している人間は真実を語らない”
最近戦争映画を見直しており、久々の鑑賞。
硫黄島の激戦の中、たまたまある有名な写真に写ってしまったことで国債キャンペーンに利用され”英雄”にされてしまう兵士たちの苦悩。
硫黄島からの手紙よりか、伝えたいことがはっきりしている印象。
「自分達は恐怖に耐えながらも勇敢に戦う、それは国家への忠誠というよりも、同じ苦しみの中で戦っている仲間への忠誠だ」という言葉が忘れられない。
結局英雄とは人間が戦争を正当化しようとして作り出したもの。
戦地の過酷な描写と英雄として祭り上げられる華やかな舞台の対比がひたすらに虚しい。
157本目 / 2020