本作ではレイチャールズの優れた音楽的才能はもちろんのこと
盲目ゆえの慎重さ、心の闇、ビジネス的才能を知ることができた。
失った視力、弟の死の呪縛から逃れるためドラックにのめり込み、女性に弱いという姿も本作では
隠すことなく描かれている。
「ゴスペルを侮辱してる」「メジャーに魂を売った」と言われながらも自分を信じブラックミュージックをポピュラーな舞台に昇華させた才能と功績は大きい。
レイチャールズと言えばブルースブラザースのレイミュージックショップの店主のイメージが強い。
子供の非行に心を痛め、銃を打つ。ハモンドオルガンをブルース兄弟に譲り渡す。
あのシーンは良かった…