獄中のネルソン・マンデラを担当した看守グレゴリーの物語。
マンデラを"テロリスト"と毛嫌いしていた彼がマンデラの人柄と強い志に心動かされてゆく。
グレゴリーは、マンデラとの出会いで、社会の風潮や世間体、自分の職務よりも "人としてどうあるべきか" を考え始める。
黒人の友達と遊んだ幼き日の楽しい思い出が蘇る。
南アフリカを変えたマンデラ。
彼の27年間揺るがぬ思いと、それに触発された名もなき無数の功労者たちがいて歴史が動いたのだろう。
身内の不幸に直面したグレゴリーが、悲しみより先に自分が黒人に対し行った行為を悔やむシーンが
印象的だった。