ムー

007 ドクター・ノオ/007は殺しの番号のムーのレビュー・感想・評価

3.8
歴史的一作目、ようやく鑑賞しました
クレイグ版しか見たことなかったので、ド派手なアクションが売りのシリーズとばかり思ってたけど、渋くて男前なボンドの人物像に焦点を当てた作品やった

これ、映画化第一段やけど、原作では6作目にあたる作品なんやね
それでジェームズ・ボンドという人物をここまで魅力的に、かつ丁寧に描きあげるのはすごい

ショーン・コネリーがこれまた男前で
色仕掛けで女を落とし、作戦を遂行する男スパイ
かっこよすぎる…
カウンターステアも当てずにドリフトを決めるのはさすが笑(ハメコミならでは)

クオレルやハニーなど周りを固めるキャラも非常に魅力的
ただ肝心のドクターノオがそこまで存在感を発揮できてなかったかなー
引っ張った分掘り下げができずにミステリアスさが足りなかった
その代わりシルビアやデント教授の小悪党感がたまらない

62年の映画とあってMI6の本部も、諜報機関という感じがまるでないが、敵の本拠地のセットはかなり近未来な味付けでびっくりした
100万ドルという低予算をまったく感じさせない素晴らしい作りに拍手!
ムー

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