このレビューはネタバレを含みます
正面を向こうと懸命に進み続けても決して離れてはくれない苦々しい過去を抱えるデイヴと2人の距離が辛い。
幼き日の友情が崩れさるのなんてあっという間で、表面を取り繕おうと努めても心の溝は開き続けたんだろうなあ。冒頭の事件はなんとなくSummer of 84を思い出した。
真相を知ったジミーが贖罪のために自ら罪を断つなんて展開もかなり胸糞だとは思うけど、過ちを居直り法的にも精神的にも裁かれることの無いこの結末の前にすると、そっちの方がまだ救われたような気になってしまう。とにかく尾を引く後味の悪さ、嫌いじゃないです。