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新源氏物語のsundayのレビュー・感想・評価

新源氏物語(1961年製作の映画)
3.0
光源氏の出生から、明石に行くまでを描く。
桐壺、葵上、藤壺、六条の御息所、朧月夜、末摘花、紫の上 あたりが出てくる。1961年公開作とあって往年の俳優たちが若く美しい。これが一番みどころ。セリフは現代的で女優は薄い透明なピンクのマニキュアをしている。また着物は十二単ではなく、きっと普段着ということか、長袴に白い襦袢?に上掛けを胸元緩く着ている。胸元はなまめかしい感じで狙い通り? ここらへんが違和感。

映画では貴族の女性が光や従者を呼び込み関係する場面も。原作はかなり昔「あさきゆめみし」を読んだだけなので詳細はわかりません。すぱすぱ進むので、光源氏は機会をのがさず女性と関係している印象。って原作の筋どおりなんですよね。でもお付きの従者はそのようにいう輩には、「お母上の面影を追っているのです」などというセリフもはかせている。

光源氏:市川雷蔵
桐壺・藤壺:寿美花代がかわいい。
正妻・葵上:若尾文子 
朧月夜:中村玉緒 
末摘花:水谷八重子 


監督:森一生
原作:川口松太郎の「源氏物語」週刊文春連載、1962単行本

1961公開 大映
2024.1.10BS


1951年作の「源氏物語」もあった。大映。
監督:吉村公三郎
監修:谷崎潤一郎
光源氏:長谷川一夫
藤壺:小暮美千代
葵上:水戸光子
紫上:乙羽信子
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