カンパッチー

マリー・アントワネットのカンパッチーのレビュー・感想・評価

マリー・アントワネット(2006年製作の映画)
3.6
ベルサイユのばらのように豪華絢爛、人々を魅了する人間ではなく普通の素直で無邪気な少女として描かれていて、お目付け役の女官に、抱きついて挨拶する純粋さ、しきたりだらけのヴェルサイユ、子供が持てないことへの悪意や国からのプレッシャーなど、歴史や漫画で描かれる世評とのギャップを、彼女はただ生まれる時代が悪かっただけで処刑されてしまっただけだと描いていると感じました。まぁ当時の貴族としては別段普通な生活ですしね。

史実の映画というよりはギロチンも無いし、マリーアントワネットを題材にしたMVみたいなコッポラらしいガリーでポップな印象でした。キルスティン・ダンストもパグ(最初だけですが)可愛かったです。