ハーヴェイ・カイテル演じるニューヨークの警部補が、麻薬に飲酒運転、野球賭博などなど…あまりにも悲惨な生活を送り破滅してゆく。
彼はそんな生活の中、二人の男に強姦されたシスターと出会う。
彼の中の信仰心と、彼の心の弱さ故に生じた罪との葛藤が巧みに描かれている。
ハーヴェイ・カイテルの怪演がそのコンフリクトをすごくよく表している。
暴力と悪徳に溺れながらも、それが自分の弱さ故であることを自覚している。
そうした心の内を吐露してしまう様は見ていてすごく辛い。
あと普通にハーヴェイ・カイテルがカッコいい。