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素晴らしき日曜日のojiのレビュー・感想・評価

素晴らしき日曜日(1947年製作の映画)
3.7
黒澤作品。金のない男女の日曜日。
戦後の傷跡も残っていて、みんなが何かしらどうにかしら生きている中の1組のカップル。
冒頭のタバコからして見窄らしいったらこの上なく。そのあと起こる全てのことに悲壮感が漂ってしまうのだが、その中に小さな楽しさや幸せのような瞬間を見出せる人間らしさ

ラストの未完成交響曲は、人間の想像力の限界への挑戦であり、最大の幸福であった。

人は追い詰められた時にこそ、真に大切なものを見つける
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