素晴らしき日曜日の作品情報・感想・評価

「素晴らしき日曜日」に投稿された感想・評価

いとそ

いとその感想・評価

3.5
オーケストラをやってた人間としては、渾身のエア・コンダクトは涙なしに見れませんよ。三船と出会う以前の黒澤らしい、物静かだけど不思議な魅力。
貧しい時代の男女のランデヴー。観客に向かって拍手をお願いするシーンが有名(?)
nana

nanaの感想・評価

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観終わった後、こんなにやるせなくて切なくて幸せな気持ちになるのは、きっとこれが私が過ごしたかった、そして過ごさなかったもうひとつの日曜日だから。

このカップルのことを好きにならずにはいられない!
デートのことをランデブーって言うの、可愛い。
●'98 11/1『ニッポン・シネマ・クラシック 黒澤明監督作品特別追悼上映 第11回 東京国際映画祭('9810/31〜11/8)』
(初公開: '47 7/1〜)
配給: 東宝
スタンダード B/W
モノラル
11/1 19:20〜 渋東シネタワー3にて観賞
フィルム上映
映画祭パンフ購入
作品パンフ無し
中北千枝子さん舞台挨拶
てぃだ

てぃだの感想・評価

4.0
日曜日にぴったり?映画。簡単に言っちゃうとカップルが日曜日にデートするだけの話なんだけど、当時はデートをランデブーと呼んでいたのか。うわぁwヒロインに「皆さん、貧しい私たちを応援してください。拍手してください。」なんて観客に向けてドストレートに語りかけさせる辺りは上手くないと思いつつ、「夢じゃ腹は膨れないからな」と厭世的だった男が生きる気力を取り戻すまでの物語としてちゃんと感動する。しかし貧困を描くためのはずであっても映画であるからにはどうしても大金がかかってしまう(であろう)なのは何とも皮肉な話だと思う。本当に貧困で苦しんでる方々は映画なんか見ないだろうし。動物園で動物を見ても逆に自分たちが動物に馬鹿にされてるようにしか思えない場面と、彼女とケンカ別れしてから彼女が戻ってくるまでの数分間が白眉。好き。
Abu

Abuの感想・評価

2.8
この映画、黒澤作品の中で唯一途中でギブアップした映画である。
自分が若かったせいか全く面白みを感じなかったし、その時代背景におけるメッセージを受け取る事も出来なかった。
しかしやっぱり面白くない。
またそのメッセージもよそ行きの言葉を選んでいるような、つまり現実性に乏しい風に感じる。
それもこれも、なんだな!敗戦の風が縦横無尽な吹き荒れていて、夢を追うにも体裁が必要という事かな?
仕方ないよ戦争に負けて目標意識が近年最も低い時期だから。
制作側は時代に贖う文化人が大多数だから仕方ないにせよ、この時代の有様を誰かのせいにしたがっているのは明白。
戦争中は誰も負けるなんて思ってなかったんだから、負けてから手の平を返すような表現はいかがなものですか?と言いたくなる。
だから文化人のメッセージを素直に受け入れる事は苦手だ、いや嫌いだ!
これは今も同じ、「テレ朝によくいるよな、そんなコメンテーター🙂」
当時の若者達はこの映画を見て何を感じたんだろうか?
私はベトナムの今を見てはいるように思います。
でも当時の日本人が今のベトナム人のように振る舞えるのは、もう少し先だと思うけど。
RYUYA

RYUYAの感想・評価

4.0
極貧カップルの日曜デート。
モデルルーム行ってヤろうとしたり、イキって子どもたちの野球に混ざって器物破損したり、動物園行ってキリンの豪邸を羨んでみたり...ほのぼのした時間が続く中にも、時折見える戦争のダメージ。
ラストの「ひとりオーケストラ」は盛大に寂しさを見せる名演出。
配置や動線がやはり的確で、長いカットでも見入る魅入る。
黒澤すげえ。

人生、金じゃない。
女だね。
よ

よの感想・評価

3.5

このレビューはネタバレを含みます

最後の画面から語りかけるシーンはかなり良かった。そして終わり方も。

なんかミニシアター系の映画みたいでした。ただ、ちょっと悲しさというかマイナス志向が強かったかなぁ…悲しくなってしまった。

黒澤映画の他の物のように、戦後の空気が知れるから、ドキュメンタリー的でもある。
kos

kosの感想・評価

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この映画が貧乏カップルの日曜日デートの話と知り、鑑賞前はそれだけで観る価値があると思えたが、観ているうちに貧しい大学生の日常を側から観るのと何ら変わりが無いと気付き、映像自体に面白みを感じることが出来なかった。かといって話の内容が面白いかと言えば、現実的な男がそれ故に悲観的になるか、楽観的で夢見がちな彼女と細やかな将来の話をする程度でこちらも面白くない。

要するに、貧乏人の日常の表面を浅くさらった位では、当たり前だがそれが現実であれ映画であれ、側からしたら面白く無いどころがめちゃくちゃつまらない。この段階で、私達に出来ることと言えば彼女が最後のシーンで我々に語りかけた様に、応援すると迄はいかなくとも、優しく見守ることぐらいである。
KOU

KOUの感想・評価

3.9
直接的で純粋な愛を描く黒澤作品。

お金が無くたって時間がなくたって、愛する人と夢さえあればどうにでもなる、を体現する1組のカップルのとある日曜日を描く。
本当に好きなシーンばかり。
見終わるとなぜか落涙してしまう不思議な感情を掻き乱される。

あるシーンでは思わず拍手してしまいました。家で見ていてよかった
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