素晴らしき日曜日の作品情報・感想・評価

「素晴らしき日曜日」に投稿された感想・評価

kos

kosの感想・評価

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この映画が貧乏カップルの日曜日デートの話と知り、鑑賞前はそれだけで観る価値があると思えたが、観ているうちに貧しい大学生の日常を側から観るのと何ら変わりが無いと気付き、映像自体に面白みを感じることが出来なかった。かといって話の内容が面白いかと言えば、現実的な男がそれ故に悲観的になるか、楽観的で夢見がちな彼女と細やかな将来の話をする程度でこちらも面白くない。

要するに、貧乏人の日常の表面を浅くさらった位では、当たり前だがそれが現実であれ映画であれ、側からしたら面白く無いどころがめちゃくちゃつまらない。この段階で、私達に出来ることと言えば彼女が最後のシーンで我々に語りかけた様に、応援すると迄はいかなくとも、優しく見守ることぐらいである。
KOU

KOUの感想・評価

3.9
直接的で純粋な愛を描く黒澤作品。

お金が無くたって時間がなくたって、愛する人と夢さえあればどうにでもなる、を体現する1組のカップルのとある日曜日を描く。
本当に好きなシーンばかり。
見終わるとなぜか落涙してしまう不思議な感情を掻き乱される。

あるシーンでは思わず拍手してしまいました。家で見ていてよかった
部屋でずっと雨の音がするシーン。
あんなに雨の音がずっと聴こえるシーンはないと思うし、実際雨が降ってる時に部屋にいる音がきこえた、一番自然で日常だった。
yurry

yurryの感想・評価

4.4
モデルルームの中で彼女にキスしようと壁ドンするシーンに萌えた笑

このレビューはネタバレを含みます

○終戦から2年。戦後の影を落とす作品。

○たった1日の出来事だが、貧乏カップルの絶望から希望までを描いている。

○終盤から演劇のようになるが、中盤から冗長に感じる。浮浪児とのシーンがハイライトかと。

○主演俳優の魅力、テンポ次第ではもう少し良い作品になっていたのでは。
みるめ

みるめの感想・評価

5.0
わぁ、これねぇ😆

『デートで観たい❗』やぁ~つ~👍😆
純愛もの大好物😋🍴🍰☕


久々に『デートで観たい作品』
来ちゃったな🙌🎊


ここでmarkした作品の中だと
🎥『サウスポー』以来かなー😆


そして
プロポーズ用作品ですな(笑)👰🔔



🎥『春にして君を想う』より
こっちのが伝わり安いですねー👩💪

『あ~今年の七夕映画は何、観ようかなぁ😆💕』
『去年はアリエッティ観たんだよなぁ📺❇』


久々に2点に置いて増えた💮

※プロポーズ成功作品❗増えた💮
※デート👫で観たい作品❗増えた💮

最後の方の
『それじゃぁ、また日曜日にね』😊💕
って台詞、好きだった💕

家🏠の展示会に行くシーン
喫茶店☕のシーン
音楽堂🎼のシーン

私の好きなデートコースばかりで
そりゃぁ
ハマるわな😆✌



宇多田ヒカルの
✨『光』✨(※MV含め📹大好きな曲です)
て曲が似合う作品だなぁ😊


大好きなヒカルちゃんの
ライブツアー楽しみすぎだ💃🎹
こんな黒澤作品はないって言うくらい
綺麗且つ爽やかな作品だった!

ある意味同じような展開が
ずっと続くんだけど、
そこに哀愁漂う役者の芝居があって、
いつの間にやら
応援する気持ちになって見ている!
初見。
今までの黒澤作品と比べて少しほのぼのしてる印象を受けた。当時の貧しい時代背景が出ていてそんな中でも前向きに、ポジティブにというメッセージが込められてる気がする。
観客を拍手に誘う演出は斬新だったなあ。
KW

KWの感想・評価

3.8
戦後の混迷の中のポジティブさを感じる。中北千枝子が日生のおばちゃんとは。
世界の黒澤を観よう!第2弾

なんと、、この企画の第1弾を観てから2年近く経っていた。。
忙しかったり、今ひとつ気持ちが向かなかったとはいえ、2年はひどいな。

理由はわかっている。
黒澤作品は、総じて尺が長いのだ。。
そこまで多忙を極めている訳ではないが、心に余裕がないと長い作品はしんどい。
…というので結局私がチョイスするのは、120分以下の物がどうしても多くなっていた。
同じ理由で観ようと思いながら観れていない作品、多いなぁ。。
数を減らしても今年は少しずつ、そういう作品も観ていきたいと思う。


さて、黒澤作品の中でも短めの今作。
有名どころの作品とは少し趣きが異なり、黒澤作品にしては、若者の純愛を描くこじんまりした小品。
しかし、とても深いメッセージ性を秘めた、隠れた名作なのかもしれない。
70年前の映画を観てこれほど心が揺さぶられると思わなかった。

終戦後間もない1947年の作品である。
まだまだ貧しい日本。モノクロの映像に映し出される雑然とした街並みや人々の暮らし。ヤミ市、復員、満員電車、リンゴの唄、、端々に戦後の生活の苦しさを思わせる言葉。
希望さえ失わなければ、、と思うが、どうやって生きていこう…と途方に暮れていた人も多かったことだろう。


雄造と昌子、という若いカップルのとある日曜日のデートを追った話なのだが、、
タイトルのような素晴らしき日曜日を想像していたら、いつになっても素晴らしい雰囲気にならず、気持ちが膨らんでは何度もペチャンコにされるような出来事が起こり、、

手元に少ししかお金がなくても、穴のあいた靴を履いていても、"何とかなるわ!楽しいこと探しましょう!"と楽観的で明るい昌子に対して、戦争で受けた心の傷もあってかどこかヤケになってしまっている雄造は、些細なことで"どうせダメだ"、とすぐ後ろ向きになる。リアリストな上に繊細だから、フォローしても何だかんだ理由をつけて落ち込んでしまう…。
世の中の価値観がガラッと変わり、男が自信をなくすとこうも弱くなってしまうものなのか。。
切ない。
しかし、昌子は決して諦めない。
素晴らしいのは昌子!貴女だ!!

ラストに向けて、彼女の心からの応援を受けて、雄造が奮い立つ場面。
長回しでそれはそれはとても長いのだけれど、

ここは好きだなぁ。。

これはその時の黒澤明が一番伝えたかったことじゃないだろうか。

敗戦で焼け野原で何もかも失くした日本人達に、ペチャンコにされてもされても立ち上がれ!希望を捨てるな!と。。

雄造は本当に何度も何度も挫けそうになって、膝をついて倒れて、でも昌子の声に押し出されて、、その繰り返し。
でも、自転車に初めて乗る時みたいに、何度も何度も何度も倒れているうちに、いつしか前を向いて走れるようになるんだ。。
昌子の絶唱が、心の奥の深いところに残る。

それから、もう一つ私が忘れられないのは、昌子が雄造の部屋に行った時雄造の気持ちもわかっていて、自分も彼を愛しているのにどうしても体を許せなくて泣きじゃくるシーン。
本当に純粋で清らかな昌子の心の美しさに涙が溢れて止まらなかった。。
その後、二人してオイオイ泣くのも何だかかわいらしくて。

一つ一つの二人のセリフや行動が、観終えた今となっては、愛おしくて、噛み締めたくなる。

ささやかな暮らしの中にポッと灯る明かりのような、そんなカップルがいてもいいじゃないか。。

こんなに貧しい時代からじっくりじっくり積み上げて、今の時代があるのだなぁ、としみじみ思った。


…幸せって何だろう?


ふと立ち止まってそんなことを考えさせてくれる今作のような映画が、やっぱり私は好きだ。
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