Hoshiduru

ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団のHoshiduruのレビュー・感想・評価

3.4
受け入れる覚悟

原作をやっと読み始めた…。
魔法のワクワク感だけでなく、魔法というメタファーを使って伝えてくる、あー、ちょっと言葉にしにくいな。まあ、でも「それ」がグッと胸にくる。

なんとなく気にしてていたけれど、ハリーのちらほら見せる攻撃性やら衝動性やらと、圧倒的な才能の、危険性と既視感。
突然手に入れた名声と成功体験によって積み上がるプライドとプレッシャー。そして、大きな失敗。内側で抱えこんでいくもの。
ハリーはそれらが全て自らの内側にあって、自分の特殊な一例のように思うけれどそうではなく。
物語に普遍性が増したな、と思った。

娯楽としてはそこそこ楽しんだ。シリウスブラック最高。シリウスブラックになりたい。
ハーマイオニーが、ウィーズリー家と同じようにボーダーに呑まれてる。全体的に子供たちはみんなそんなオシャレじゃなくて好感。それに対しシリウスブラックのカリスマ感溢れる格好よ……どこかで観たことあると思ったら、ダークナイトのジョーカーもちょっと似てるかな。
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