TAK44マグナム

ユニバーサル・ソルジャー/ザ・リターンのTAK44マグナムのレビュー・感想・評価

3.4
僕らのヒーロー!
ジャン=クロード・ヴァン・ダムが研究所で!
病院で!
そしてストリップバーで!
いつもの如く、大暴れします!

・・・月末じゃないですけれど、観ちゃったからヴァン・ダム!
タイトルからもわかるとおり、ヴァン・ダムとドルフ・ラングレンが激突したアクション映画「ユニバーサルソルジャー」の続編です。

前作で生き残ったリュック・デブロー(ヴァン・ダム)が、何故か新型のユニバーサルソルジャーである「ユニソル2500」の開発に携わり、演習でボコられる(!)ところから始まります。
ユニバーサルソルジャーとは、殉職した兵士を再生した無敵の部隊で、新世代のユニソル2500は旧世代のリュックと比べて飛躍的に戦闘能力がアップされ、不死身に近い肉体を誇る存在。
しかも、人工知能「SETH」によって完璧に統率されているのです。

しかし、軍上層部が「殉職した兵士を使うのは道徳的にどうか」という懸念から計画の中止を決定、それを察知したSETHは反旗を翻し、ユニソルたちを使って研究所を占拠、人類に取って代わろうと攻撃を始めてしまいます。
秘密の数字コードを8時間以内に入力しないと自動的に機能停止するプログラムが施されたSETHは、コードを知るリュックを生け捕りにしようと、最強のユニソル2500であるロミオ(ビル・ゴールドバーグ)に追わせますが、すんでのところでリュックは脱出に成功します。
完璧な肉体(「スポーン」のマイケル・ジェイ・ホワイト)に自身をコピーして究極のユニソルと化したSETHは、リュックを誘き出すために彼の娘を誘拐、怒りに燃えたリュックはSETHを倒すために死地へと舞い戻ります。
はたして、リュックの、そして人類の命運は・・・・・?!


全編とおしてアクションシーンには事欠かないので、軽いアクション映画を観たければ選択肢に入れるのもアリ・・・ぐらいのヴァンダミングアクション映画。
取り立てて褒めるほどではないにしろ、前作がヒットしたお陰もあってか、絵面が既にショッパイような、いわゆる駄作というわけでもないというか・・・酷評が目立ちますけどね(汗)。
個人的にはヴァン・ダム映画の中でも楽しめたほうでした。

人物描写は薄っぺらいし、いきあたりばったりな展開も目につきますが、ターミネーターの様にしつこくつきまとってくるビル・ゴールドバーグが(ゴッツいオッサンだけど)愛嬌もあって良いし、完璧超人に扮するマイケル・ジェイ・ホワイトの不気味さ、そして強さも格好いい。
というか、寧ろヴァン・ダムより光ってるじゃないの!
ヴァン・ダムの猛攻を、「マトリックス」のネオのようにノールックでさばくところとか惚れ惚れしちゃいました〜。
ヴァン・ダムよりシャープな蹴りも、厚い胸板も、ピチピチのコスチュームにもキュンキュンくるわ!
と言いつつ、最後の倒され方は「デモリッションマン」か!
最高の人工知能のわりにそんなミエミエの手がわからなかったのかよ!と、思わずツッコミを入れてしまいましたよ・・・(苦笑)。

世間的にはどうでもいいゴミの様な続編映画でしょうけれど、巻き込まれる美人レポーターのおネエちゃんがちゃんと「美人」だし(なので当然ヴァン・ダムに惚れる。ヴァン・ダムは共演の美人女優に目がない男なので、殆どの初期作だとヒロインとくっつく)、ラストにはお約束のスカッとする大爆発も待っているので、それなりに楽しもうと思えばヴァン・ダムの男汁に浸れるヴァンダホーな90分でありました。
おちまい。


セルDVDにて