【最近穴を掘ったのが上手くなったな】
〈韓国映画376本目〉
人里離れた場所で山荘を経営する一家。ようやく来た客が突然謎の死。自殺なのか、誰かが殺したのか。分からないけれど、バレたら山荘の評判が悪くなる為、埋めてしまえと…。
『箪笥』『反則王』『甘い人生』『グッドバッドウィアード』『悪魔を見た』等々、映画を出せば人気作となってしまうフィルムメーカー、キム・ジウンのデビュー作品。
日本では三池崇史により『カタクリ家の幸福』というタイトルでリメイクされた。
若い頃のチェ・ミンシク やソン・ガンホも出演している作品。2人はこの後に『シュリ』で共演する事になるのだが(笑)
このドタバタ劇はなかなか面白い。
家族ぐるみで1人を殺し、1人殺したから2人も3人も変わんないだろとどんどんエスカレートとしていって狂っていく。家族狂い映画だと『ファミリーウォーズ』や『逆噴射家族』などがパッと思い浮かぶが個人的には一番好きなブラックコメディだった。
この時代だからこそのフィルムの質感が山荘であったり、ストーリーとマッチしていて、そこも高評価。