YasuhitoArai

わが青春に悔なしのYasuhitoAraiのレビュー・感想・評価

わが青春に悔なし(1946年製作の映画)
3.5
黒澤明監督作品。
1933年、原節子演じる京大教授を父に持つ幸枝と京大の学生である野毛と糸川らは吉田山でピクニックをしていたが、大学で言論弾圧により幸枝の父は教授の職を罷免となり、言論自由の学生運動が沸き起こる。左翼運動に身を挺する野毛と体制に順応する糸川。野毛の生き方に惹かれる幸枝であったが・・・という話。

終戦直後の民主主義映画で内容が固い。
原節子が最初はお嬢様だったのが、たくましい百姓女となる。田植えをしている時の険しい表情が怖い。

癖のある婆ちゃん役の印象が強い三好栄子が今作品ではおとなしい母親役をやっていたのが印象的だった。
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