社交家で用意周到な糸川と、信念の理想家たる野毛の間で揺れていた世間知らずのお嬢さま幸枝が、小狡く立ち回ることに長けた糸川でなく、社会活動に身を投じる野毛に惹かれ妻となり彼を支えるけれど、軍国主義への…
>>続きを読む女性の自我の解放を描き、戦後間もない日本と顧みて悔いのない生活とはを考えさせられる一作です。
情緒豊かな原節子氏の演技と服部正氏の劇伴の美しさも見所の一つ。
「せめて世の中入って
生きるという事は…
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『かえりみて、悔いの無い生活』。『ユキエ』は、きっと、父親のような男が、好きだったのだろう。だから、あそこまで、『ノゲ』に惚れ込み、『ノゲ』の両親のため、献身的に、動けたのだと。一般的には、『イトカ…
>>続きを読むいやあ、面白すぎる。こんな映画が戦後間も間もない昭和21年に製作されたのはすごい。古い映画ながらも古さは感じずに作品に引き込まれる。
京大事件とゾルゲ事件をモチーフに結びつけ、八木原幸枝、野毛、糸…
生活。何を成して何を生産するか。土いじりをやりだしてから俄然おもしろくなる。知識階級から労働者階級へ。インテリジェンスからフィジカルへ。青い春、赤い季節、河原や山を駆ける青春、強く記憶に残るよ違和感…
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素晴らしい
素晴らしいシーンがたくさんあった
とくに、田植えしたばかりの畑を荒らされてから後の場面展開は目を見張るものがあった
野を耕すのも、戦争を止めるために奔走するのも、手のひらの中にある生…
とても良かったです。
戦後に作られた映画で、日本は悪いことをしたねと、今でも言われ続けてる食傷気味な話題ではある。
それよりも注目したいのは力強く生きる女性を描いていること。
力強く生きる女性もよ…