独特な個性が強烈に光る、おもしろい作品でした。
好き嫌いがハッキリ分かれそうですが、私は好きです。
全体的な色調の暗さや、静謐さの中の狂気。
ダンサー・イン・ザ・ダークと同じ監督ということで、納得です。
主人公のお姉さん、クレアの英語がフランス語訛りなのが、姉妹の設定なのにこれでいいのかなと若干気になりましたが、そんな小さな問題は忘れさせる世界観がありました。
引き込まれました。
ラストのあの瞬間、ジャスティンは微動だにせず穏やかに受け入れているのに対し、クレアは自分の息子と繋いでいた手すらほどいてしまい狼狽するという、二人のリアクションが対照的に描かれている点も、良かったです。