このレビューはネタバレを含みます
ダサくてカッコ悪くて情けない男たちの熱い物語であったサイタマノラッパーの続編にして、もはや埼玉じゃなく群馬に舞台を移した女子ラッパーの物語。
思い描いていた夢とかけ離れた現実の自分に葛藤しながら、それでも夢に向かっていこうとする主人公たちを描いていて、その辺は前作と基本的なフォーマットは一緒なのかなと。
最後に熱いフリースタイルで締めるのも同じ。
主人公の女子ラッパーグループのB hackと、前作の主人公SHO-GUNGを繋ぐのが、TKD先輩が伝説のライブをやったっていう導入から面白くて、河原でのフリースタイルに流れ込むところは笑ってしまったわ。
SHO-GUNGの2人がコメディリリーフで出てくるのが、いい使い方だなと思った。
個人的に一番笑ったのは、主人公たちがライブのための資金集めのために、選挙カーでウグイス嬢するとこだな。
地味に韻踏んでるのが最高だった。