2018年4月25日
『普通の人々』 1980年制作
監督、ロバート・レッドフォード。
シカゴ郊外。
一戸建てに住むジャレット家。
弁護士の夫と、その妻。長男は水死、次男は自殺未遂事件をおこし、
病院に入院。
4ヶ月後、次男のコンラッドは病院を退院し、学校に通い出す。
そして父の勧めでカウンセラーに通うこととする。
カレンと言う名前の女の子や、合唱部の女の子と知り合う。
母との確執、亡くなった兄を助けられなかったこと、
カレンの自殺、水泳部内での仲違い…
そして次男を心配する父、揺れ動く次男の心…
それにしても分からないのは母親の気持ち。
亡くなった長男だけを愛していた!?
次男が情緒不安定な時、次男を家に残し、夫と二人で遊びに行く!?
ホンマにこういう母親ありですかね?
父親は妻や次男を心配し、妻にもカウンセリングを勧める。
けれども……
家族の問題を、それぞれの立場から心象細かく描いている。
ただ、母親としての情愛が描き不足かも?
こういう母親なんだとしたら、ちと極端すぎる。
愛する長男の水死後、母親として不安定な気持ちなのかも。
本当にカウンセリングが必要なのは、母親なのかも。
第53回アカデミー賞作品賞と監督賞に輝いた作品だ。
…何故?