明石です

007/ゴールドフィンガーの明石ですのレビュー・感想・評価

007/ゴールドフィンガー(1964年製作の映画)
4.5
世界で唯一「殺しのライセンス」を与えられた007がゴールドフィンガーこと名うての金庫密輸業者を追い詰める話。ショーン・コネリー主演のシリーズ3作目。

今作で新たにボンドカーとして支給されたロールスロイスに愉しいギミックが!!手元のボタンでナンバープレートを自由に変更したり、助手席を緊急脱出させたり、マフラーから煙幕やらぬるぬるの液体やらを放出して敵を撒いたりと、ワクワクする仕掛けが盛りだくさん。面白い車に乗ってるね、と敵さんに誉められるシーンがあるけどそれは私も同意笑。子供頃に大好きだった映画『タクシー』の魅力だった、警察に追われてる最中にボタンを押してナンバープレート替えたり、羽を生やして空を飛んだり等のギミックに心躍らされたのを思い出す。あれの原点はここにあったのか。

毎度新しく登場する、童心をくすぐるガジェットを楽しみつつ、ボンドの軽佻浮薄な女たらしっぷりを堪能しつつ、それでいて、そこまでぶっ飛んでないストーリー(できればDr. Noほどには行き過ぎない感じ笑)に軟着陸してほしい派の私としては、今作は大歓迎な1作でした。リアリズムとスパイズム(そんな言葉無い)の塩梅が本当に丁度いい。回を追うごとに着実に面白くなってくのはこのシリーズの醍醐味かもですね。
明石です

明石です