shima

ソドムの市のshimaのレビュー・感想・評価

ソドムの市(1975年製作の映画)
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圧倒的にクソ映画に対するハードルが高まるので大概のつまらない映画を見てもこの「ソドムの市」程酷くないな…と確実に価値観バグが発生する映画。
そしてこの映画をクソ映画と称すると糞とクソのダブルミーニングになるのが悔しい。

二度と見たくない映画だとか見ない方がいい映画とか前評判を聞いていたのでそんなに酷い描写あるのかな…とハードル上げまくっていた影響もある気がするけどなんかこう、想像していた内容とベクトルが違いすぎて鑑賞後は「えっ…うん…そう。」って謎の虚無感。

面白くない、とは言えないけどメッセージ性を受け取るにはあまりにも絵面の癖が強すぎる。ファシズムを全力批判するコンセプトは良いけどなんでこうなった。う〇こ食わせなくてもいいだろう。

全員頭おかしいカルト的な映画ならまだ良かったけど突然最初から居た人が窓からフライアウェイするから「あっ…この状況がおかしい事に気づいている人もいるんだ…」とそこがキツかった。この異常な自体を理解している正常な価値観を持ってる人がいるって描写があるからこそ、この映画の異常性が際立って尚更不快感がマシマシ。

さすがにもう二度と見ません。スコア付けられません。
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