レビューというより感想文です。
イージーリスニングの流行った時代、『アフリカの星のボレロ』をたびたび耳にしました。
ハンス・ヨアヒム・マルセイユ――。日本ではそれほど知られていませんが、図書館司書としても個人的にも、この撃墜王について調べたのは何度目でしょう。個人としては、ドイツ軍人なのにフランス姓なので興味がありました。
インターネットの時代になると信憑性はともかく、きわめて容易に多くの情報に接することができて幸せです。マルセイユについてウィキペディアの記事などは一冊の文献に匹敵する分量。アレクサンドル大王かナポレオンかと思うくらいです。それほどの著名人なのに、わずか21歳で墜死したとは。早世という点に限定すればジャンヌ・ダルク、天草四郎に次ぐ存在かも。