ガンビー教授

L.A.コンフィデンシャルのガンビー教授のレビュー・感想・評価

L.A.コンフィデンシャル(1997年製作の映画)
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スマートでスタイリッシュながら落ち着いた編集のテンポ感が作品にマッチしてて心地よい。ちょっとこの話に対して尺が長い気はしたが。脚本や編集の切り詰めかたによっては100分前後に収まる話のようにも思える(まぁ、複雑に絡み合う事件や人間関係を配置することによってひとつの混乱を生みだすのが、ディティクティブ・ストーリーないしノワールというジャンルの義務であることは重々承知しつつ……)。

前半の台詞では、「正義」という単語がところどころシニカルなニュアンスにおいて繰り返されるものの、最終的に主要キャラがそれそれぞれの信じる正義を全うしようとする姿勢に燃える。また、ぜんぜんタイプの違う警官同士がバディになっていく展開も王道中の王道ながら(王道だからこそ?)熱い。

それにしても、ラッセル・クロウはああ若いなぁーと思わせるのにケビン・スペイシーはいかにも若いというような気配が薄い。年を取っていないのでは……
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