J四郎

シャーロック・ホームズのJ四郎のレビュー・感想・評価

シャーロック・ホームズ(2009年製作の映画)
3.5
ガイ・リッチー版シャーロック・ホームズの一作目。
ホームズをロバート・ダウニー・Jr、ワトソン君をジュード・ロウが演じております。

ブラックウッド卿という男が行う魔術の儀式による連続殺人事件。そんなオカルトチックな事件の真相をホームズ達が追うというストーリー。僕はホームズは詳しくないんですが、この悪役はオリジナルなのかな?他の作品では見たことがありません。

映画の彼はエキセントリックな人物像が強められていて、最近のドラマ「SHERLOCK」でカンバーバッチが演じているアレに近いです。時代は1890年だけど現代的といえるかも。僕的にホームズといえば犬を擬人化したアニメを真っ先に思い浮かべます。小さい頃、夏休みになればよく再放送してましたからねぇ。

今作はストーリー的には普通かな?悪くもないけど推理要素はそこまで精密じゃない。やはりアクションに重点が置かれています。ホームズの推理力を応用したボクシングアクションが痛快。ただそれは前半しか発揮されないので最後の戦いでも上手く使って欲しかった。アクション映画としても普通なんですが、そこはガイ・リッチー。見どころはスピード感溢れる映像です。

この時代のロンドンを再現した街並み、セットが良いし、ラストバトルの舞台となる建設中のタワーブリッジは特に力が入ってます。また監督独特のスタイリッシュなカット割り&編集でテンポもめちゃ良いです。推理シーンのフラッシュバックも当時では斬新で小気味よい!コレは改めて観ても見入ってしまいますねぇ。
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