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夢みるように眠りたいのnanaのレビュー・感想・評価

夢みるように眠りたい(1986年製作の映画)
4.0

デジタルリマスター作品

モノクロでサイレント
林海象監督処女作にして佐野史郎さんの映画初出演作品

·ゆで卵
·紙芝居
·仁丹
ファンタジー✨

時代を写すもの。
今の時代にこの雰囲気を味わえる贅沢さ。

奇妙でそのもの自体がアナログ感たっぷり。

この作品の映像は影の演出が巧み。
モノクロならではの美しい陰影は作品とキャストに深みを与え、大人のお伽噺のようでもあった。

舞台演劇のような佐野史郎さんの演技がこの作品では映像にピタリと嵌る。

大泉滉さんの圧巻の存在感。
ゾクッと来る。

タイトルどおり、夢を見ているような錯覚に陥りそう

誘拐事件と黒頭巾、真相は🤔?
サスペンスでもあるのでストーリーについてはこちらでは控えます🤫



〜〜〜舞台挨拶〜〜〜

佐野史郎さん、長田雄一さん登壇

佐野史郎さん
監督と同時に映画デビュー作。
監督が監督になりたくて命がけで撮った作品。
あの時出会って良かった。
他の俳優さんじゃなくて良かった。
この頃よりも自分は少し丸くなった。
監督と長田さんとの相性の良さは
フィジカルな操作で出来ている。
この二人は長年付き添った夫婦のようだ。
こちらを初めてリマスターで見るお客さんが羨ましい。
作品が建造物と人がイーブンイーブン。そこが最新作「ボルト」と近い。
短編は観る順番をシャッフルすると面白い。


撮影監督·長田雄一さん
こちらは二日酔いで話を聞いて受けてしまった作品。
元はピンク映画を作っていて監督と大杉漣さんはエキストラで出演していた。
リマスター、デジタルとフィル厶の違い。
新たにできてよかった
海象ワールドが出来ている。
フィルムはモノクロ。
現場はカラー。
頭の中で難しかった。


今日は監督が欠席、欠席裁判みたいだ(笑)どんどんネタバレになると、長田さん。

小津(安二郎)組に出てる俳優さんが出てる。凄い‼️私もお爺さんだし。と佐野さん。

和やかでした。
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