Yukiko

断崖のYukikoのレビュー・感想・評価

断崖(1941年製作の映画)
3.7
2021年9月28日      NHKBS放送録画
『断崖』   1941年アメリカ制作
監督、アルフレッド・ヒッチコック。

イギリス。
リナ(ジョーン・フォンテイン)は上流階級の
マクレイドロウ将軍の娘。
ある日、列車の中でジョニー・アイガース(ケーリー・
グラント)と知り合い、互いに興味をもつ。
父親はジョニーとの交際に反対だ。
舞踏会で再会した二人は、結婚を決意する。


借金を厭わないジョニー。
あちこちからお金を借りる。
借金で新婚旅行をし、屋敷も手に入れる。
メイドまでいる。しかも、無職。

結婚するなら借金を全て完済し、就職してから、
その上で申し込むべきだ。
それが「けじめ」ってものだろ。・・・なんて、古い?

親なら、ジョニーのような男性と結婚したいと思う娘が
心配だろうなぁ~。男を見る目がないと。
怪しいところがいっぱいのジョニー。

しかし、ケーリー・グラントさんが、いくら悪ぶっても、
悪く思えない。カッコイイ二枚目に見えて。

この先、どうなるんだろう?と殺されそうになり、
崖から突き落とされそうになるのかな?
・・・と心配の成り行き。

直前まで、怪しさいっぱいの雰囲気の中で、
ラスト、終わり方がパタパタっと。
急ぎ速足で、一気に話を進展させて、あっけなかった。
ちょっと心残り。
置いて行かれた気分となり、ラストのみ3度観直した。


それにしても、第2次世界大戦中に、アメリカはこういう
映画を作っていたんだねと、しみじみする・・・・
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