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断崖のtransfilmのネタバレレビュー・内容・結末

断崖(1941年製作の映画)
4.1

このレビューはネタバレを含みます

16本目のアルフレッド・ヒッチコック監督作品。
16本目は、「救命艇」とこの映画どっちを観ようか迷ったけど、
「レベッカ」コンビ(ヒッチコック×ジューン・フォンティン)に加えてケイリー・グラントも出演してるこっちを先に観ることにしました。

邦題は「断崖」だけど、原題の「suspicion」は「疑惑」という意味。「断崖」はこの映画の象徴的なシーンで、個人的には邦題も良いと思う。

ジューン・フォンティン演じるリナは、割と周囲に順応しやすいタイプの女性なんだろうなと思う。
あと、ベーカーはなんとなく表裏はっきりしないところがあって、地味によくできたキャラクターだと思った。それに、この表裏はっきりしないところがきっとこの映画の一番やりたいことなんだろうと思う。


ラストを観て、なんだあっけない・・と思う人もいるかもしれないと思うし、ハッピーエンドだったと思う人もいるかもしれないけど、
個人的には、この映画は最後まで「疑惑」のまま、表裏はっきりしないまま終わった映画だと思う。

シンプルな話で、とても面白かったです
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