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しあわせの隠れ場所のランドムRのレビュー・感想・評価

しあわせの隠れ場所(2009年製作の映画)
3.4
Michael Oherはアメフト選手として成功を納めたが、その生い立ちは辛いものであった。黒人で貧困層出自でまともに教育を受けられていなかったが、Michaelが高校生のときに裕福な白人家族に保護されたことで、まともな衣食住にありつけるようになった。そこから、才能を生かし、スポーツマンへの道を歩み始める。

実話をもとにしたとても心温まるストーリーであり、美談を聞きたいときにおすすめな映画である。個人的には、アメフトに興味がわかず、アメフト選手になることのスター性がいまいちピンとこなかったところが残念である。原作ではアメフトの発展についても書かれているようで、その要素ももう少し欲しかった。

映画では、Michaelが最初は人を避け、表情が暗かったのが、徐々に心を開いていく様子が丁寧に描かれ、演技されていたのが印象的だった。家族に飢えていたんだなと感じた。あるシーンでは、性格的にシャイでなかなかアメフトの練習でも激しい当たりができないところ、保護者のLeigh AnneがMichaelにチームメイトは家族だと考え、敵から守るんだと指導し、克服するという場面にも表れている。鬼滅の刃でいう禰󠄀豆子が鱗瀧に人間は家族だと思って守れを彷彿させるシーンである。
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