ニューヨークで育ったPiliは、祖父のケアのために家族と共に、生まれ故郷であるハワイに行く。祖父から島の財宝伝説を教えてもらい、その財宝のありかを示す手記が家に伝わっていることも知る。そこで、Piliはその手記を持って、地元の子どもと一緒にその財宝を探しに出かけることにする。
インディージョーンズやグーニーズのような冒険話で、一緒に見ていた子どもは大いに楽しんでいた。
ストーリーには新しさは少なく、冒険を通じて家族の絆を確かめるというもの。ハワイの文化や家族観をベースにしているというところが新鮮ではあり、「へえ」と思いながら観れる部分はあった。
邦画と違うなと思うところは、都会と田舎の確執が強くないところである。全くないわけではないが、子ども同士の交流で、都会もんが、田舎もんがと、価値観の違いでいがみ合うことはなく、双方がオープンに接している点は気持ちよく観られた。
結論は、個人的にはイマイチしっくり来なかった。立てたフラグを急いで回収した感じで、雑さが目立った。小学生向けの映画にケチをつけても仕方がないとは思うが。