ランドムR

ロスト・キング 500年越しの運命のランドムRのレビュー・感想・評価

3.3
イギリスのかつての王であるリチャード3世の歴史は、その後の政権によって、捻じ曲げられた事実で伝えられてきた。その事実を正す発見を一人の女性が2012年に成し遂げる。

事実をもとにした映画であり、半分は勉強させてもらった感じである。しかし、ポイントは、違和感を感じたら、批判的に物事を捉えることにある。シェークスピアが語るリチャード3世が必ずしも正しくないように、整合が取れない事実があれば、その穴を発見することは物事の本質に通じる。そして、その物証を見つけることで、周りも納得させる。これを市民が執念でやり遂げたところにドラマがある。

その執念をいろんな人が、様々な制約がある中で形に導いたのも成功の秘訣なのかなとも思った。資金援助のために、夫が車を売って研究を支援するところなどは、自分でもできるのか考えさせられたところである。
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