「はなのすきなうし」。
ひとりぼっちの少年と彼を受け入れた家族の話。単なるアメフトサクセス話ではない、実話に基づく話。
たしかにマイケルは、あのセレブな肝っ玉母さんとの出会いがあったからここまでの成功を収めたのかもしれない。
でも、あの肝っ玉母さんとマイケルの出会いがなかったらマイケルはどうなっていただろう?
そんなことが頭によぎりつつも、やっぱり素直に感動した。
セレブのランチで表面だけの会話に嫌気がさし、きっぱり言うところなんかを見ると、
セレブのパフォーマンス的人助けではなくあのお母さんは心底マイケルをなんとかしたかったんだなというのがわかるし。
マイケル自身もとっくに家族になってると思ったぐらいなじんでいたし、みんなの親切を素直に受け取り喜んでいるところを見ると、あこの子もハッピーなのね!と思えたので、決して親切の押し付けではないんだなと思ったし。
サンドラの演技もよかった。コレと決めたらコレ!という意志の固さと、最後のシーンで1人ウルウルするギャップも良い。
でも、一番ツボはマイケル。「はなのすきなうし」がピッタリ。ほんとまさにそんな感じ。体は大きくても心は繊細でやさしい子なんだな。