テロリストや犯罪者の心理。
ニクソンとは絡みなし、タイトルを再確認したら確かに「~を企てた男」。そのとおり、殺そうと企てた男の話。
普通の人間が失意とか絶望によりテロリストや犯罪者になりえるんだ、というのが伺える。実際多くの人はそこを理性で抑えていくわけだけども、心理的に不安定なときは、その抑制が効かなくなってしまう危険性があるってことだね。
それを正当化する気はさらさらないけれど、この男の眼で観たらきっと世界は絶望にあふれていて、もはや手の打ちどころもない、出口を探そうともせずすべて諦めたんだろうな、と思うと、なんともいえないどんよりした気持ちになるな…。
それを演じてるのがショーン・ペンで上手すぎるんだな、悲壮感びしびし伝わるし。