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きみがぼくを見つけた日のmoviemanのレビュー・感想・評価

きみがぼくを見つけた日(2009年製作の映画)
4.3
 この映画好きなんですよね。まあ、大好きな女優さんのレイチェル・マクアダムスさんが、ヒロインという事もあるんですけど。レイチェルさんは、「アバウト・タイム」でも、恋人がタイム・トラベラーと、、、タイム・トラベラーする人が好きなのかもしれませんね笑。


 ストーリーは、主人公のヘンリーが幼い頃、始めてタイムトラベルするところから始まっていきます。
 時代も時も選べず、いきなり消えてしまう生活にも、少しづつ慣れてきていた頃に、ある女性が話しかけてくるのです。彼女の名前はクレア。突然、自分の事を知っているという彼女に戸惑ってしまうヘンリー。何と、彼女が小さい時から、2人でよく会っていたというのです。ようやく、同じ「時」で出会えたヘンリーとクレア。2人の時を越えた愛の物語りが始まってゆきます。

 タイムトラベルを題材にしている映画は沢山ありますが、SFを除いた映画では、この「きみがぼくを見つけた日」と「アバウト・タイム」のツートップです。2つとも共通してるのが、2人が恋に落ちるまでを描いてハッピーエンド、で終わるのではなく、2人の生涯、結婚して子供が生まれて、誕生日やクリスマスをお祝いして、、、と。出会って、それからのストーリーもしっかりと描いてくれています。観ている人を心暖まらせてくれる。そんな映画でした。

 今回に関しては、クレアはヘンリーのタイムトラベル事情を知っていて、突然消えてしまう彼の問題や、2人の記念日などを一緒に祝えなかったりする寂しさにも耐えるなど、悲しい、寂しい気持ちにさせられる部分もありますが、2人でそれを乗り越えていく姿が本当に素敵でしたね。タイムトラベルには良くありがちな、宝くじを当てちゃうなんてシーンは反則ですよ笑。

 最初は、良くタイムトラベルしたり、複雑でわからないとこもありますし、2人がすぐ恋に落ちたりで、展開も早く感じると思います。ですが、ストーリーが進むにつれて、徐々にわかってくるし、いつの間にか物語りに引き込まれていきました。彼女は、色んな歳のヘンリーと会うので、本気で彼女が愛してるのは、どの時の彼なの?と思う事があったりしましたが。きっとヘンリー、何歳であってもヘンリーはヘンリー。彼がいてこそ、彼女も輝ける。2人で一つの運命なんでしょう。
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