ソウの雨虎のネタバレレビュー・内容・結末

これ以降のシリーズは単純にグロテスクに寄った作品ばかりで個人的には好みではなくなくなった。
この第1作目として、グロテスクな部分も確かにあった。足を自分でのこぎりで切断する、ショットガンで頭を打たれて原型がない、生きたまま腹部を切られると様々なものがある。しかし、本当の良さはミステリー要素であると思っている。
ジグソウという謎の犯罪者に対しての捜査が進められている中、囚われている2人の男性の背景にもフォーカスされており、充実した内容だった。今では当たり前となってしまった部分も多く、そのせいでの物足りなさも全くないわけではない。例えばアングルなどは見づらい部分もあったし、迫力もあまりない印象だった。しかし、設定や物語、トリックは時代も考えると素晴らしい。初見ではぞっとするほどの衝撃だった。