カンパッチー

ミーン・ストリートのカンパッチーのレビュー・感想・評価

ミーン・ストリート(1973年製作の映画)
3.2
オープニングの「Be my baby」がバックにかかりながらハーヴェイ・カイテルがチンピラたちをポラロイドで紹介していく始まり方はかっこよすぎでした。

とにかくみんな最初に思うことはデニーロとカイテルが若い!

スコセッシ監督の自伝的映画とはきいていましたが、確かにストーリーを観ると納得です。厳格なカトリックである主人公チャーリーがどうしようもないチンピラのデ・ニーロことジョニー(酒、博打、女)とてんかん持ちのテレサと付き合うことを自らに課した罰だとして、肉体的苦痛ではなく精神的苦痛を自らに与えることが贖罪なんてストーリーはスコセッシ監督にしか考えられないですよね。
キリスト教は詳しくないので理解出来てるかわからないのですが最後の祈りの姿を見るかぎりチャーリーは贖罪から解放されたってことなのかな?

街の雰囲気や音楽ともにこの頃からスコセッシ監督らしさが感じられて良かったです。ただストーリーはうーん、残念ながらあまりピンと来ませんでした。