ageless505

25時のageless505のレビュー・感想・評価

25時(2002年製作の映画)
4.5
鑑賞後にいろんな場面のつながりに気づく、味わいがいのある作品だと思います。

「愛犬ドイルの最初の登場シーン」と「最後のモンティの痛々しい姿」
モンティ曰く「必死に生きようとするやつは助けてやる」と。ということは・・・

父との最後の食事の際、トイレの「鏡に落書きされた言葉」を見たモンティが剥き出しの嫌悪を溢れさせるシーン、と、父が運転する車の助手席窓ガラスに「鏡文字で書いた自分の名前」その文字越しに現れたのは・・・

モンティの悪行を諌めなかったことをハッキリ後悔し自己批判していたのは父とフランクですが、ナチュレルは後悔や反省の言葉ではなく「出所を待っている」という意思表示をしたのが印象的でした。
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