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翼よ!あれが巴里の灯だのcのレビュー・感想・評価

翼よ!あれが巴里の灯だ(1957年製作の映画)
3.7
この映画は遊びゴコロがあって面白い!
監督ビリーワイルダー。
もう続けて2回観ました。
飛行機や伝記に詳しくなくても、難しい内容ではなく楽しめました。

1923年に、主翼が1枚、エンジン1基、プロペラ機で単独。
ニューヨーク・パリ大西洋無着陸横断飛行に初めて成功したチャールズ・リンドバーグの伝記映画です。
主演のジェームズスチュアート47才で25才のリンドバーグ役を熱望。
ダイエットをし、容姿を近づけたそうですが、確かに似ている!
・・・でもちょっと年齢的に無理はあったかな笑


リンドバーグが、熱意を説いて資金集めを行い、飛行機製作の工場を探し、一緒に設計カスタマイズに携わる。ここまでが前半。
後半はいよいよ飛行!
なんですが、飛行の様々な試練や苦難を乗り越えるという飛行より、ひたすら睡魔と闘い続ける飛行。
前夜、興奮して寝れずそのまま飛行。
最後33時間超えた睡魔の強烈なこと!

誰でも経験したことのある眠気、そしてその後の更なる強烈な睡魔!
わかるからこそ、面白く、わかるわかる!と同調している内にこちらも睡魔に引きづられて寝落ちしてしまいました。
まさかのリンドバーグも、飛行中とうとう睡魔に引き込まれ寝落ちしてしまいましたよ!!
ハラハラもあり、最後は一緒に睡魔と闘った錯覚に落ち入り感動しました。

設計上、フロントガラスを設けず、前方の視界なしのまるで潜水艦の様な飛行機で旅立ちます。地図、懐中電灯、方位磁針、水筒、鏡 位しか小道具ない。無線も重くなるのでなし。
飛行機の製作も、手縫いの部分や、ハサミで合板をチョキチョキ切っている場面もあってビックリ。完成は犬まで参加してアットホーム。
最初から最後まで関わる人達が温かいキャラでえがかれているのも微笑ましい。
昔の人の技術とspiritはすごい。


リンドバーグ=飛行機 ?
くらいしか知識なかったですが、その後の彼の業績や、私生活も興味深いものが多く、長男を誘拐殺害されたとあり、波乱に満ちた人生だったんだと知りました。
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