ふう

イースター・パレードのふうのレビュー・感想・評価

イースター・パレード(1948年製作の映画)
4.0
ハッピー・イースター!
それは日本人には馴染みのないお祭り。
ディズニーランドが休園している今、どこへ行ってもイースターの気分を味わえることはできないのかしら?

そんなあなたに朗報です!
🐣🐰🐣『イースター・パレード』‼️🐰🐣🐰

伝記映画が公開された、あの『オズの魔法使』のジュディ・ガーランドと、
私が愛してやまないタップの貴公子 フレッド・アステアの
イースター★ハッピー★ミュージカルを
ななななんとおうちで観ることができるんです‼️(レンタルやあまぷらで)

しかもですよ、三角関係となる一角はあの!
タップの女王 \\アン・ミラー!!!//
本作の彼女はちょっと鼻につくような役どころですが、アステアとのコンビ解消して一人で踊るタップとおみ足の美しさといったら!
アステアはパートナーの女性をとても魅力的に見せるダンスだと思いますが、さすがにアン・ミラーは一人で楽しげに超絶タップを踏ませた方が素敵ですね。
『踊る大紐育』にて原始人愛を語る彼女のタップナンバーを魅力的なので、アン・ミラーをもっと楽しみたい方は、ぜひ!


さて。
1948年、ジュディ・ガーランド、アン・ミラーときたら、これはアステアではなくジーンケリーでしょう! というメンバーなのですが、
確認すると怪我中のジーンケリーの代打としてアステアが引退復帰したようです。
どうりで年の差!『パリの恋人』でのオードリーとの年の差も半端なかったけれど!

ただ、彼だからこそのエレガンス。例えば序盤のアン・ミラーとのチークダンスやおもちゃ屋でのうさぎにまつわるユーモラスなリズム芸は彼ならでは感がありますね。
有名な楽しいホームレスチックなナンバー♪A Couple of Swells も本作で見られます。
ミュージカルナンバーもストーリーも1953年『バンド・ワゴン』を思わせるような感じがします。
ただ、あそこまで気負っていない、さらっとした作りなので、非常に見やすくただ楽しめる、まさにMGM黄金期‼️な作品ですね。

お約束のストーリーではあるのですが、
美しい女優、素敵なダンス、軽やかなタップ、心地よい歌声、
それがイースターという楽しいお祭りと相まって ウキウキな気持ちにさせてくれます。
ちょっとどんよりした最近の情勢にはぴったりかもしれません。

音楽とタップと愛があれば、人生は本当に素晴らしいものになるのですね。
(あと、若干のゾンビがあればもっと幸せ)



以上、filmarksミュージカル部
胸キュンミュージカルを世界にお届け💓
体液はいつもよもぎ色!
ゾンビグリーン隊員がお送りしました🧟‍♀️


***

ジュディ・ガーランドの映画を見る前に見返して見ましたが、相変わらずアン・ミラーに心奪われてしまいました。
そして、本作も制作は巨匠アーサー・フリードなのですが、どうも彼は色々とジュディに対してもサイテーな野郎であったようで、果たしてそれは映画でどれほど描かれるのか。楽しみです。
ふう

ふう