このレビューはネタバレを含みます
なんとなくしこりがずっと残ってる。
触れるべきはきっと最後の言葉で、「モンスターとして生きるか、善人として死ぬか」(Which would be worse - to live as a monster, or to die as a good man?)…解釈悩んで原語探しちゃった…
①劇中のレイチェル(洞窟ver)の台詞を聞くならモンスターはロボトミー手術後の話で、「善人として死ぬ」選択をしたのは妻だし、
②モンスター＝現在と捉えるなら、ロボトミー＝善人としての死として捉えることもできるわけで、
正直これは両方捉えようはあるかなと思うわけだけど、何にしろ犯罪を犯す程に精神を病んだ人間が、救われる方法はどこにあるのか、そもそもあるのか、混乱してしまった。
心神喪失って言われると、被害者としては酷く怒りたい気持ちになるし「犯罪者だ」って思いは残るもので、だからきっと被害者遺族としてのテディと、犯罪者としてのテディと、加害者遺族としてのテディが交錯して、罪と贖いがこんがらがってるのかもしれない。
うーん、まだ整理つかないなあ。とにかく面白かった。
