おじぇに

泉へのみちのおじぇにのレビュー・感想・評価

泉へのみち(1955年製作の映画)
3.4
有馬稲子の前衛的な帽子が印象的。

大勢芋が集まる中、明らかに遺伝子勝ち組な有馬稲子。面接でめちゃくちゃマイペースを貫いて、帰りしな「絶対合格にしてくださいね!困るんです」って面接官に言ってしっかり受かってるのに唖然。面白い子ね的な空気。顔が良くて意思表示がはっきりできる女だけが幸せになれると、暗に訴えてきてるようでツラ…

あと面接官の口から私生児という差別用語が、あまりにナチュラルに飛び出すから、驚いた。

就職先で出会う人々や、かつて自分たち母娘を捨てた父親との再会を通して人間的に成長していくキョウコお嬢さん。若山セツ子がかわいい。根上淳は良い役。宮口精二はいつだってタイプ。

ストーリーはそんなにかな~
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