おじぇに

レイジング・ファイアのおじぇにのレビュー・感想・評価

レイジング・ファイア(2021年製作の映画)
4.5
本当に本当に凄かった!
こんなに高度かつ大量のアクションシーンがとんでもない密度で繰り広げられる映画、見たことない…気持ちのすり合わせな
んて概念は一切なし。信念の違うもの同士が話し合いで解決なんて考えるだけ無駄無
駄無駄無駄。

ドニーさんが走ってる車にダイブする所とエンドロールのメイキング(監督の追悼映像ですけと)を見て、往年のジャッキー映画を想起。あ、もちろん幼児を救うミラクルスタントも!

とにかく凄い!!(語彙力)
こう殴って、こう飛んだ反動でこうなるから、次はこう殴るみたいな、草書体のごとき美しい流れ(が見事にカメラに収められてる!)に思わず合掌。
カーアクションの無軌道ぶりは笑うしかない。完全に迷惑。狭くて車も人もごちゃごちゃしてる道でやってしまうのがカッコいいんだよな~。

後半、あーこのデカいビルに危険分子を封じ込めての一騎討ちねと思ったら、あっさり外出ちゃったよ…。真っ昼間の公道で手榴弾投げるし、マシンガン乱射するからびっくりだよ。

この映画一般市民巻き込まれすぎ。

あと、やはり素手で闘うドニーが見たいけれど、流石に今回は銃撃多めかな…(注:めちゃくちゃ暴れてますが)と、油断していたら後半怒涛の追い上げに茫然。
どうなってんだこの人…!?
あっさり世の常識を更新してしまうドニーさんの勇姿にめちゃめちゃに心を打たれてしまった…ニコラスツェーもドニーさんと五分に闘える人間ばなれした身のこなしと、元警官とは思えないスーパー極悪非道ぶりで100万点!
ヒーローと敵役がどっちも最高の映画が面白くないはずがない!以上です。

気になった点は、憎しみの発端となった暴行事件のくだり、最初の居場所を吐いた所で◯り◯したんなら副総監が完全悪!許すまじ!となるけど、あのタイミングでやったら、そりゃ君達が100悪いし逆恨みとしかいえないのでは??過失でもないし。
そりゃ庇えないよ道警じゃないんだから…
おじぇに

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