ロジャー・ムーア ボンドの10作目。
かな?
子供のころ親しんだ007がここにある。
今の自分が見ると、まるで漫画なんだけど、随分映画も進化し、見る側も目が肥えてしまったんだと思う。
わかりやすいが大味で、楽しめるけど、あまりカッコよく思えない。スーツのデザインからして、今の視点だとカッコ悪くてね。笑
まぁ、格好良さなら、ダニエル・ボンドに軍配が…。
ボンドガールは美しい。
ボンドカーもまるで漫画だけど、スゴい。
ジョーズもしつこくてオモロいが、強そうなはずが、あまり強く思えない。
敵ボスもあまり頭良さそうじゃないし、狂気ほどのこともなく、話せばわかりあえそうで、普通に上司にいるタイプ。
一番の難点は、スパイ映画のはずなのに、ボンドの活躍が戦争ものになっている点。それからクライマックスで流れる音楽の緊張感のなさ。
列車のシーンとかエンディングとか、ション・コネリー007の名作『ロシアより愛をこめて』が下敷きになっているように見えるが、どうなんだろう?
普通に面白いけど、ボンドガールとボンドカーで海中デートしたいなって、思わせる映画でしかないかな。
まぁ、それでいいんだけどね。^ ^