るい

宮本武蔵 第一部 草分の人々 第二部 栄達の門のるいのレビュー・感想・評価

3.7

時代劇レベルを試される作品


いやさ、始まった瞬間にこれはざるそば食べててハエを箸で捕まえて熊五郎がビビる場面やな!ってわかるレベルじゃないと意味わからんと思います。

全く人物紹介ないし、宮本武蔵、仲良くなってついてきた子供、お通、ババさま、又五郎、小次郎、伊織、事前にこれらの人物の事知ってないと見れない。

なんでだ?こういう作品なのか?それともフィルムの状態かなんかの都合上切って貼った感じになってる?よくわからんけど場面も飛んじゃう。ハエ箸掴みの件から佐々木小次郎との巌流島の戦いまで109分というダイジェストでした。

ちなみに吉川英治の宮本武蔵がベースになっている作品です。

やっぱ最後の巌流島の戦いがいい!こんだけダイジェストでやってきたのに、あの二人が対峙する場面に尺取りまくりなのいいねー。武蔵の顔つきも最初とは別人で、この旅路が如何に困難だったかを物語る。

武蔵と小次郎の息を呑む一騎打ち
あのシーンほんといい〜

あと志村さんでてたわ。
すぐわかるね好きだから😚

⚫️宮本武蔵
若き日の武蔵(たけぞう)は関ヶ原の合戦で名を馳せようと西軍に参加するが負け。村に戻ったが、負けたやつは吊し上げ。城に幽閉されその間猛勉強、出てきてからは剣の道を極めるべく出立する。

⚫️又八
武蔵の親友。お家柄がよく許嫁もいたのに敗戦後逃げてる時に明美っちゅう女に惚れちゃって家に帰らず。

⚫️オババ
又八の母。バカ息子が帰ってこんからご立腹。武蔵のせいだと二人を追う。

⚫️お通
又八の許嫁だけど、武蔵にほれちゃった。
武蔵においてけぼりにされたので後を追う。

この人たちが物語のなかで出会ったりわかれたり、またひょんなことから出会ったりみたいな感じですすみます。
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