カンパッチー

BRICK ブリック/消された暗号 BRICK ブリックのカンパッチーのレビュー・感想・評価

3.5
ライアン・ジョンソンの処女作でハイスクール+ノワールということで否が応にも期待値が上がりますよね。
導入部分の惹き付けや独特の雰囲気は他にはない魅力に満ちていて、殺された主人公の元カノが残した断片的な言葉で捜査をしていくというミステリー。

主人公は腕っ節は強い訳でもないのですが、頭はキレるわ、判断力も半端ないタフガイで、いつものジョセフの笑顔は本編では1度も観ることはありません。

結局事件の背景にありきたりな麻薬が絡んできてしまうのは残念でしたし、ジョセフ以外のキャラは掘り込みが足りないとも思いましたが荒い部分も含めてすごく魅力的な作品でした。