moeko

ハリー・ポッターと謎のプリンスのmoekoのレビュー・感想・評価

4.0
ハリポタ一気見6作目。
ヴォルデモートの秘密を探るため、ホグワーツの元教師であり教え子にトム・リドルを持つホラスを、ダンブルドアは再び教師としてホグワーツに呼び戻します。ホラスに取り入りヴォルデモートの秘密を探るようダンブルドアから命じられたハリー。一方、ドラコは自分の使命を遂行しようと懸命に動きます。一歩一歩忍び寄るデスイーター達の影。ヴォルデモートの秘密に辿り着いた2人をホグワーツで待ち受けていたものとは…。
はてさて、前作から追い打ちをかけるように再び襲ってくる喪失感。どうしてくれようか。ただ、前作と大きく違うのは、本作では色々なことが起き過ぎていて、感情と情報の脳内処理が若干追いついていないということ。!?とか??とかが山積みで、悲しんでばかりいられません。脳がエキサイトしています。
本作では、ヴォルデモートの過去がまた少し明らかになり、ダンブルドアとハリーがそれに立ち向かいます。秘密が明らかになるまでの展開も、ある物を手に入れるまでの道のりも、更にその先の出来事も、非常にスリリング。また、それ以外にもドラコがデスイーターの手引きをしたり、スネイプの行動が理解不能だったり、気になることが盛り沢山。非常に濃密な作品に仕上がっているし、次作が楽しみで仕方ないです。
それにしても、ドラコ。今までイキリ倒してるただのクソガキだったのに、急に泣き顔なんか晒しちゃって。果敢に暗躍しようとする一方で恐怖に震える姿が急に人間らしく見えてしまい、ちょっと応援したい気持ちにもなりました。今のところ唯一の助かってほしい?更生してほしい?敵キャラ爆誕です。
moeko

moeko