安堵霊タラコフスキー

階級関係 -カフカ「アメリカ」より-の安堵霊タラコフスキーのレビュー・感想・評価

4.4
カフカ的でありつつストローブ=ユイレ的でもある、カフカの失踪者の映画化。

ストローブ=ユイレ作品ではどちらかと言うとオーソドックスな形式の映画。

要点をまとめた感じではあるけど、それで時折断片を綴る形になってゴダールや後のハネケ的な趣も感じさせないでもない。

オーソン・ウェルズの審判を見ても思ったが、やはりカフカの独特な世界観にはモノクロが合う。