おなべ

遊星からの物体Xのおなべのレビュー・感想・評価

遊星からの物体X(1982年製作の映画)
3.7
〜宇宙最大の恐怖が甦る〜。強ちこのコピーは大袈裟でも間違いでも無く、展開も予測できず不気味さも作品としての面白さも想像以上。全く予備知識無しで鑑賞しましたが非常に秀逸なSFホラー作品でした。1982年に製作された《ジョン・カーペンター》監督作品。 特殊メイクも全然不自然ではなく逆にリアリティが強調され、子供たちがその恐怖の“物体X”の姿に恐れ慄く様が容易に想像できます。

物体X? 生物? とにかく気持ち悪いけどそこがまた良い。対象の物体に姿形を変形でき、液体として生き長らえる事も身体を分離させる事もできる。加えて触手も無数に存在し、対象を取り込む事により巨大化も可能…その物体Xの未知さ(特に変身)が十二分に恐怖を煽ってくれて、心理ドラマと相まって最後の最後までハラハラしながら観れました。

この作品の前日譚として描かれた『遊星からの物体X ファーストコンタクト』と、加えて知人に《ジョン・カーペンター》監督の作品をおススメされたので今後鑑賞予定です。
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