おなべ

ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONEのおなべのレビュー・感想・評価

3.8
◉CGを使わないモノホンのアクションが見どころ。

◉『ミッション:インポッシブル』シリーズ7作品目にして最終譚へ突入した本作。監督は《トム》作品ではすっかりお馴染み《クリストファー・マッカリー』が務め、《サイモン・ペッグ》ほか、シリーズではお馴染みのメンバーが集結。

◉Impossible Missions Force(通称:IMF)の一員であるイーサン・ハントは、自分の過去を知る謎の男から、とある二者択一の選択を迫られる…。

◉冒頭からフルスロットルで、ラストに至るまで怒涛のアクションが繰り広げられる。特に、《トム・クルーズ》が自身で挑む命懸けの超人的(鳥人)アクションには目を見張るものがあり、その緊張感も相まって非常〜〜〜に刺激的で見応えのある映像になっていた。
(※聞くところによると、予告でも流れた断崖絶壁からバイクでダイブするシーンを撮影するにあたり、1万回以上のバイクジャンプ練習と、500回以上のスカイダイビングの訓練を積んだとか…。役者魂を通り越して、もはや超人の域。勢い余って天に昇天しないか心配…。)

◉敵味方の二転三転も面白く、予想外の人物が活躍したりと、最後まで飽きずに楽しめた。また、30年以上もの間長く続いてきた『MIP』シリーズもいよいよ大詰めというところもあり、役者陣の円熟した演技はもちろん、アクションの拘り具合然り、全体的に力が入っている印象。皆さまご存知の通り、続きが気になる良い所で終わるため、いつ公開されるか分からない完結編が待ち遠しい。

◉タイミングって本当に大事だと思って、ローマ市街地のカーチェイスは、『ワイスピ9』のスペイン市街地でカーチェイスと酷似 &『インディ5』では電車上での壮絶な戦闘も被り、不運にも何となく既視感のある展開で、その点でイマイチテンションが上がらず…。ただ、還暦を迎えても尚全力疾走で駆け回り、自らアクションスタントを行う《トム》の野心に脱帽。Part2も楽しみ!
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